また傲慢さが出た安倍自民党

2019年度予算案の安倍自民党公明党による強行採決を受け、自民党森山裕国対委員長は2日未明に記者会見し、厚生労働省の統計問題をめぐる野党の審議姿勢について「連想に連想を重ねる議論が多過ぎたのではないか」と批判した。公明党斉藤鉄夫幹事長も記者団に「『アベノミクス偽装』とか、無理のあるレッテル貼りの議論に偏り過ぎた」と断じた。
 これに対し、立憲民主党辻元清美国対委員長は記者団に「安倍政権の不正に対する鈍感さ、数におごった傲慢(ごうまん)さが出た審議だった」と反論。その上で「参院で引き続き統計不正やアベノミクス偽装の問題の追及を強めたい」と強調した。日本共産党の志位委員長も政府与党の強行に強く抗議とし、予算の前提である統計に不正があったにもかかわらず予算を強行、政府は資料も出さず、真相解明に背を向けたまま、強行したことに強く抗議するとした。(2019/03/02)